ベイタウン中年バンドの秘密

ベイ中のキース・リチャーズ!!
ベイ中の伏兵・ホソカワ氏(うじ)
おじちゃんの「この人にスポット・第1回」



ロックコアが終わり、楽しかった反面、ほっとしたと思っているベイ中諸君も多いと思う。今年のロックコアは参加バンドもたくさんだったけど、レベルも高くて、素晴らしかった。その辺りは「ROCK CORE 2005」のライブリポートとして書かせていただいた。どのバンドも、どのアーティストもとても素晴らしく、ほんと、大絶賛なんだけど、当HPはベイ中のご贔屓ページなので、まったく手前味噌で、ベイ中を褒めちぎってしまおうってな魂胆なのである。

で、その中でも今回はホソカワ氏にスポットを当ててみた。漢字で書けば細川氏なのだが、最後の「氏」は「うじ」と呼ぶことで、雰囲気が出る。一見役者ばりの顔立ちは、さぞや由緒正しき旧家の血縁なのだろうと容易に想像できる。更に、オフロードのクラウンとまで言われるハリアを駆って東関道を疾走する彼はエグゼクティブな香りさえ漂う。従って、「うじ」と呼ぶには抵抗がない。(ほんとうか。)


昨年の夏以降、にわかにホソカワ氏のバンドへの情熱がメラメラ燃えてきているのを気づいた人はいらっしゃるだろうか。
本当は、いつもロックしたいと思いつつも忙しくてなかなか表舞台に登場してこないだけなのではあるが・・・。


ベイ中で誰がかっこいいかを尋ねられる(そんなこと無いけど)と、必ずといっていいほどホソカワ氏と答える。なにがかっこいいのか、もちろんルックスもあるけど、雰囲気なのだろう。男くささがぷんぷん匂ってきそうな雰囲気なのである。無理やり音楽に関連づければ、ジョーコッカーという感じか。ん〜、違うか。ギター弾きだったら、クラプトン(本人も好きだから)という感じか。それも違うか。役者だったら小林念待といったところか。これ当たってる。

まあ、そんなことはどうでもいいか。ロックコア2005での彼を見れば、絶対にかっこよい、ということが分かってもらえたと思う。バンドでの彼はどちらかとそんなに目立つ存在ではない。ギンギンにギターを弾きまくってるわけではないし、トークがうまいというわけでも、歌が目立つというわけでもない(結構歌はイケるけど)。でも、ロックしているのだ。いや、ブルースしているのだ。


ホソカワ氏のロック

本人の話と私の想像をミックスするが、ホソカワ氏はどちらかといえば、ブリティッシュよりもアメリカン、それも1970年代のオールマンブラザースなどに代表されるサザンロックを好む。黒人による本格的なブルースではなく、60年代にイギリスのローリングストーズが目指した白人の解釈による黒人っぽいロックであろうか。メロディアスなサウンドよりもグルーブ感覚を重視した音楽を志向しているような気がする。ベイ中のメンバーの中ではその傾向が一番現れているのではないかと、私は思うのであるが・・・


喩えが合ってるかどうかは分からないが、言うなればビートルズにおけるジョージハリスンのような、目立たないけど重要な役割としているといったところか。ホソカワ氏が好きなサザンロックにたとえると、ロック史には重要な役割を果たしていたのだが事故などで短命に終わってしまったバンド「レイナード・スキナード」のような存在。すなわち、知る人ぞ知る、そして誰もが納得できる存在なのである。

ホソカワ氏はこれまでエフェクターを使用せず、ほとんどクリアなトーンでギターを弾いていた。これもまた魅力だった。だった、という言い方は、ロックコア2005で初めて彼がエフェクターを使用していた。それは「チェンジ・ザ・ワールド」でアコースティックな響きを出すために使っていたが、直前まで使い方に悩んでいたようだ。次は本物のアコースティックを聴かせてほしい。

彼のギターを間近で見た方はお分かりのとおり、楽器がうまい具合に古ぼけている。彼は全てこのギターだ。当然ながら使いこなして自然に塗装が剥げたのである。これがまたいい感じの剥げ具合なのだ。彼の弾くブルージーなフレーズと相まって、もうかっこいいという以外に言葉が出ない。

同じバンドの中にかっこいいメンバーがいるとそれだけでモチベーションが大幅にアップする。ホソカワ氏は今まで忙しくてベイ中の初参加だった3年前(くらい?)から通算してもライブに出演した数は他のメンバーに比べると極端に少ない。こうやってバンド内にもファンがいることだし、もっともっとギターを聴かせてほしい。

決して派手さはないけど、ここぞというときの小憎らしく泣けるリフや、乾いたスライドの音がホソカワ氏の持ち味。さて次はどのステージで聴かせてくれるだろうか。

2005/3/2 おじちゃん



尚、毎度毎度言い訳ですが、誤字脱字等、語彙の少なさがゆえに表現力の欠乏、薄識がゆえの言い回しのマズさについては何卒ご容赦ください。それにしても、電車の中で書いていると乗り過ごすことも多々ある。(笑)


おじちゃんの「この人にスポット」シリーズ
Vol.1 ホソカワ氏   Vol.2 Hinason   Vol.3 じょん吉  Vol.4 TomTom


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