ベイタウン中年バンドの秘密 2010





「ベイタウン夏祭り2010」

2010年8月28日 ベイタウン・ジャズ・ストリート 2010


今年もまたわたくしめが、ベイタウンのストリートでのライブのプロデュースとディレクションをさせて頂きました。上の写真はクライマックスでもある「ガラクタジェネレーション」の演奏。その他にも、玉城ちはるさん、ビッグバンドのベイパラダイス、ビートルズ・トリビュートバンドのザ・ビアーズが出演してくれました。ベイタウン中年バンドからは、幕張ケリー、そしてかつてジャズ部と名乗っていた海江田トリオが出演。そして私は、前述の通り、このライブステージを仕切りつつ、自らも幕張ケリーの一員として出演してしまいました。

右は幕張ケリーのケリーちゃん(今回は公式カメラマンとしても活躍してくれました)と、玉城ちはるさんです。お二人ともお綺麗です。

いやいや、どちらさんの演奏も素晴らしく、たくさん詰めかけてくださったお客様も大喜びでした。スケジュールがパンパンに詰め込み過ぎなので、調整にバタバタしてましたし、また、PAのオペレーティングの肝心な時にアシスタントがいなかったりと、てんてこ舞いで、自分自身はまったく楽しむことが出来なかったです。いや、後日、大変だったけれど、楽しかったなというように気持ちは変化してます。それと、自分がバンドとして出演するのも楽しいんだけど、あれやこれやをやりながらなので、思ったよりもきついです。心ここにあらずという感じでした。演奏するときの集中力にも欠けてました。そういうわけで、このシリーズに自分が出るのはもうやめようかと思った次第です。メンバーにも多大なご迷惑をかけちゃうしね。

うーむ、反省点が多いな。今年のこのイベント。
いやいや、それを含めても、多くの皆様に喜んで頂いているというだけでも、有意義だと私は思って、頑張ってます。だいたい、音響を倉庫から運んで、セッティングして、イベントが終わりそれをバラして、再び倉庫に収納するだけでも相当のパワーが要ります。それを殆ど一人でやってるわけですので、楽しいだけではなかなかやれない仕事です。繰り返しますが、そんなに大変でも、有意義だと思っているから高いモチベーションをキープしているのです。従って、クレームなどが発生すると、かなりへこみます。ほんと。

例えば音の問題。今回、途中で「うるさい!」という苦情が来て、どうしようかと思いました。ま、うるさいのは百も承知ですが、毎年一回だけのイベントですし、その日だけ、半日くらいは目をつぶって、いや耳を塞いていて頂くと有難いです。住民が住民の為にやっているイベントですしね。どうぞご寛容にお願いいたします。逆に、少し離れた広場でやっている盆踊りの音、特に太鼓の強烈な音が我々のやっているジャズステージに干渉して、メンバー間の演奏の音が聴こえない、リズムが狂うという問題も発生しました。オーディエンスからは盆踊りの音がうるさくて演奏が聴こえないので、ボリュームをアップしてほしいという要望がいくつかありました。そう、我々は出来るだけ迷惑にならない音量でやることを心がけているのですが、音楽として聴くのに十分な音量ではなかったようです。

その「うるさい!」と苦情を入れる人は毎年同じ人なのかどうか分かりませんが、警察に連絡してまでやめさせたいというのは私としては分かりません。今回はわざわざオペレートしている私のもとへ殴りかからんばかりに詰め寄ってきて、「すぐにやめさせろ。こっちは仕事してるんだ!」という男性がいました。「すみません、少し音量を下げます。」と柔らかくお許しを乞いましたところ、一旦は引き上げてくださいました。でも再びまた来て、即刻やめないと、(音響の)コードを引き抜くぞ!」と言いながらまた詰め寄ってくるのです。いやぁ、まいりました。思わず私も激昂しました。その人曰く、「盆踊りの音だったらどんなに大きくても我慢は出来る。」という言い分なのです。なんじゃそれは。単に音楽の好き嫌いなわけか。まあ、でも、嫌いな音楽をずっと聴かされるほど辛いこともありません。その辺はよく分かります。

ただですよ、ほんと、たくさんの皆さんが喜んで聴いてくださってるし、一年に一度、しかも半日ですよ。その時間だけ我慢して頂くか、あるいは仕事の道具を持ってどこか別の場所に行って頂くか出来ないものなんでしょうか。こういうイベントをやっている以上は誰かに迷惑が及んでいるというのはホント、事実ですし、私も十分認識しているつもりです。どうぞご寛容に。

ま、それはともかくもイベントが無事に終了して良かったです。たくさんのご来場の皆様、出演者の皆様、スタッフの皆様に心から感謝致します。有難うございました。

このページ、どうも愚痴を言ってばかりになっちゃいました。
でもっすね、音楽を心から愛する者として、たまには言わせてもらいます。正直言えば、ベイタウンを音楽の溢れる楽しい街にしてゆきたいということで、そういう企画も立てたこともありましたし、その一環でベイタウン中年バンドを始めました。私は今でも、迷惑を出来るだけかけないように、でも、皆さんのご理解のもとで、街角でジャズの生演奏が響いてくるベイタウンが理想なんですけれどね。

そんなことを言ってた頃から既に10年以上が経ってしまいました。
うーむ。

2010.8.31 記

(文章部分がやや過激?いや卑屈?なので、これを記述したままオープンにしてませんでした。オープンにしたのはそれから2年後です。)




素晴らしい演奏をしてくれた海江田トリオ。
こういう音楽が流れてくるベイタウンって、いいと思いませんか?
ね、皆さん!!






ケリーちゃんの人気が急上昇中の幕張ケリー。
ちょっと古めの歌謡曲がウケてます。

その他の写真等はベイタウン夏祭り2010リポートに掲載してありますので、お時間があればぜひご覧ください。

2010.8.29



ベイタウン中年バンドの軌跡
その輝かしい10年の歴史を振り返る

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ベイタウン中年バンドとは・・・
2000年のベイタウンまつりのミニコンサートを皮切りに活動。豊かな街づくりも兼ねて、音楽仲間の拡大に努めている。

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