渡良瀬橋 巡礼の旅
2010年5月30日 電車に揺られ〜〜〜♪ |
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森高千里が歌っていた「渡良瀬橋」という曲をご存知だろうか。ヒットしたのは、今から20年くらい前だろうか。だから、ゾーンに入ってない人はまったく知らない。私(おじちゃん)も当時はアイドル歌謡なんて聴かなかったから森高千里そのものにはあまり興味が無かった。しかし、タイトルの「渡良瀬」という響きとには幼少の一時期を過ごした古河(市内を渡良瀬川が流れていた)の思い出と重なって、切ない歌詞と、メロディラインに、ぐっと来た。当時、渡良瀬川は分かるけれど、渡良瀬橋はどこにあるのか、実は近年まで知らなかった。
時は流れ、ベイタウン中年バンドでいっぺん「渡良瀬橋」を演奏してみた。といっても、私と、ボーカルは瀬川まきちゃん(当時 幕張メディアアソシエーション)、リコーダーは私の妻という組み合わせだった。それからまた数年を経て、そして現在、幕張ケリーのレパートリーとなった。ボーカルはもちろんケリーちゃんだ。まっきーもこの歌が大好きだったという。彼は、ビートルズフリークでもおなじみだけど、ポップスや歌謡曲全般にも詳しい。まるで幕張ケリーの運命のようにすんなりと「渡良瀬橋」はレパートリーとして定着した。
5月に3回のステージがあったので、ちょいと忙しかったが、少し暇になったところで、よっしゃ3人で「渡良瀬橋」を訪ねるミニ旅行、題して「渡良瀬橋巡礼の旅」をしようということになった。決行日は5月30日(土)、場所は栃木県足利市である。朝早めに幕張を出発、都内でケリーちゃんと合流。北千住まで行き、そこから東武線に乗り換える。あとはごとんごとんと歌詞の中にあった「電車に揺られ〜」ということになる。ちょっとした大人の遠足だ。スタバのコーヒーを飲みながら、私は駅の売店で買ったプリッツをほおばりながら、車窓の景色を眺めていた。
(その1 終わり)
2010.6.3 おじちゃん |
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東武線の足利市駅で降りて、歩くこと約15分くらいかな。渡良瀬橋の袂に到着する。実は私はここに来るのは2度目。一度目は両毛線経由で来た。あのときは晴れていたが、今回は薄曇。ぱきっとしない天気。歌詞に出てくる「渡良瀬橋から見る夕日」は期待できない。つうか、無理。
渡良瀬橋を南から北へ渡り、そして川原に下りた。水量が豊富で流れは早い。歌の中に出てくる主人公が「ずっと流れを見ていたら」風邪をひいてしまった場所だ。そこで記念撮影。たくさん写真を撮った。ケリーちゃんは数日前に一眼レフのカメラを買って持参していた。彼女もたくさん写真を撮っていた。
川原から道路に昇ったところに「渡良瀬橋」の記念碑があり、そのすぐ横に同曲の流れるボタンがある。それを押し、3人で合唱する。音質は良くないものの、現地で聴く「渡良瀬橋」に感動。これが出来たときには凄い観光スポットだと期待されたのだろうな。今では、あんまり客寄せにはなっていないような気がする。
その後、市内を観光、昼食には有名な「一茶庵」でそばを食べ、やはり歌詞に出てくる「八雲神社」、「床屋の角の公衆電話」を訪れ、それぞれ写真を撮る。公衆電話は携帯電話の発達で最近あまり見かけなくなったので、やや貴重な物件かも。八雲神社は木立に囲まれた静かなところ。土曜日にも関わらず、我々以外に訪れる人も無く、ひっそりとしていた。公衆電話にしろ、渡良瀬川にしても、観光客が来るところではない。まして、我々のように渡良瀬橋巡礼の旅で歩いている人なんて皆無だった。ヒット曲なんだけど、やはりときが経ち過ぎているのだ。そう、ライブで演奏しても、知らないという人が多い。仕方のないことだね。
右の写真は、一茶庵の前で。
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一日中歩き、くたくたになった。薄暗くなった足利市駅の周辺で飲もうということになり、適当な居酒屋を探したが、見当たらなかったので、それじゃ館林まで行ってからにしようとしたが、電車から見た景色ではイマイチぱっとしなかったので、通り過ぎる。そして、北千住まで行ってから、チェーン店の居酒屋に入る。やっと乾杯。喉がからから。飲みながら今日の旅を語る。音楽活動というわけじゃないけれど、歌に出てくる場所を歩き回るこういう旅って楽しいね。まっきーもケリーちゃんも八雲神社が一番良かったと言っていた。私はそうだな、ヘンな怒っていたおやじが一番の印象かな。いや、床屋さんから八雲神社に向かう途中の閑散とした街並みが琴線に触れたかも。でもまた行ってみたい街だな。足利。今度は織姫神社に登って、渡良瀬橋を見下ろしてみたいものだ。
(おわり)
2010.6.4 おじちゃん |
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■ベイタウン中年バンドの軌跡
その輝かしい10年の歴史を振り返る
■ROCK CORE - X いよいよベイ中ファイナルです (ケリーちゃんがイメージキャラを勤めます) |
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