すべてがここから始まった
ベイタウン中年バンド誕生秘話(その2)
/ ベイタウン中年バンドの秘密



2000年5月13日。ベイタウンまつりのミニコンサート会場。そこが我々ベイタウン中年バンドの初ステージだった。全員がサラリーマン。毎日ひいひい言いながら働いているおじさんたちのバンドの晴れ舞台なのだ。実は、演奏している途中から雨が降ってきて、全員ずぶ濡れになって演奏した。晴れ舞台ならず、雨中の劇的なステージになってしまった。

当日は音響の仕込みで朝からバタバタしていた。音響を担当してくれたのは、私の高校の時の大先輩が社長である京葉ブロジェクトさん。立派な音響装置でびっくり。思えば今は亡き友人のトシヤが我々の高校のときの文化祭で同社を手配してくれた。それがきっかけで、ベイタウンまつり2000の音響担当になってくれたのだ。何十年かぶりに関わることになる。ちょっと感動。

因みに、今やベイタウン中年バンドのオリジナル曲となっている「新検見川ブルース」はその高校の時の文化祭が最初のお披露目だった。もちろんベイタウンまつり2000のステージでも同曲を演奏する。

さて、朝の仕込みも終わり、どんどんとスケジュールは進行する。それらを私とずっきー、そして、ぶよちょさんの三人でディレクションさせて頂いた。出演者はベイタウン中年バンドのほかに、ベイタウンの高校生や、ベイタウン近隣の音楽仲間などに色々お声を掛させて頂き、たくさんの音楽家が出演してくれることになっていた。それらを手際よく捌いていった。しかしだ、途中雨になってしまい、メインのステージから雨の当たらない場所にステージを移動したりと大変な騒ぎだった。京葉ブロジェクトさんには相当なご迷惑をお掛けしてしまった。

右上は、後にベイ中のメンバーになってくれたサックスサニーの奥様の音楽グループによる演奏。


でも、神の恵か、我々のステージの前に急に雨が上がったのだ。奇蹟だ。天の恵。
もちろん張り切らないわけが無い。
私もずっきーもテンションが上がる。

酔いどれウエムラはもっとテンションが上がっていた。
なぜならステージの前の辺りがバーベキュー広場になっていて、そこで焼肉とビールをたんまりと頂いていたからだ。うーむ、今から考えるとなんちゅう奴だ。(笑)

右は私がチューニングをしているのに、ゲラゲラ笑いかけてきて邪魔をするウエちゃん。困ったもんだ。(笑)


さて、演奏が始まった。
まず最初はロックンロール「Rock Around The Clock」。
完全にオールディーズの世界だ。
これはもちろん、酔いどれウエちゃんのリクエスト。
でも、ずっきーもこの曲を気に入っている。

次はなんだっけ。「Smoke on the Water」だったような気がする。
途中でおふざけを入れてみたけれど、やめたほうがよかったという意見が出た。

3曲目は「べい中応援歌」。
これは某木更津の高校の応援歌のパクリだ。

4曲目は「Have ever Seen The Rain」を演る予定だったが、雨が降ってきたので、端折って、慌てながら、ラスト曲の「新検見川ブルース」をやった。

いやいや、へたっぴーだったけれど、すげえ面白かった。
ギャラリーはステージ前に2、3人だけ。
とにかく雨が酷いので、みんな屋根のあるところから遠巻きに観てくれていた。

演奏が終わった後、ずぶ濡れになりながら焼肉を食べた。(笑)

すげえ充実感。
雨でびしゃびしゃだったけれど、なんか凄い手応えを掴んだような気がした。

いよいよバンドをちゃんとやってゆこうと決意したのだった。
そこがベイ中のスタートだった。

yoshiさんもその時遠巻きに観ててくれた一人。


以下、続く

2012.10.17



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