せんとくんのヤバい夜
/ 2009.7.11 蓮沼シーブリーズ
恒例となった九十九里遠征ライブは、
史上最高の盛り上がりに! |
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ベイ中には愛すべきキャラがいる。通称「せんとくん」ことじゅん氏。明るい性格とルックス(?)で、周囲のみんなをハッピーにしてしまう(後述)ピアニストなんである。ベイ中には他にも凄いピアニストがたくさんいるが、「うっとり系」「優雅系」「超絶系」と系で分けるなら、せんとくんのピアノは「ソウル(魂)系」とでも言おうか。
7月11日、恒例となった九十九里・シーブリーズへのベイ中遠征ライブ。そこでせんとくんは「楽しい〜!」「ヤベぇ〜!」「イ〜ヤっほう!」「イエ〜!」の4語しか発しなかった(大げさ)。それは参加したみんなも同じことで、それほど楽しいイベントだったのだ。
当初、ベイ中からの参加ユニットが少なく、次回からの開催も危ぶまれたのだが、終わってみればお店のオーナーでもあるナイちゃんを含め、出演者・お客さんの全員で再開催を約束する大成功!
トップバッターはKAZ改め“コーク岩泉”のアコースティックギターのソロスタイル。ギターの腕が凄いのはもちろん当日はMCが絶好調で、少々長尺かなとも思えるコカコーラネタの喋りも、まるでミシュランのハイグリップタイヤのようにすべらないすべらない。静かなはずのアコギソロが、コーラネタのナイスなMCとクリアなトーンによる軽快なトミー・エマニュエルの楽曲で、会場は一気にトップギアに。Yes!コーク!
2番手はラブリーな姉妹ユニット「ありっぱ」。毎回素晴らしいオリジナルソングを届けてくれる彼女達は、今回も新曲を披露。ベイ中の間でもすっかりおなじみになった名曲「飛んでけクローバー」「カエルカー!」を中心に、妹のいずみが叩くジャンベや、ナイちゃんのカホン、途中からはせんとくんもジャンベで加わって超ヒートアップ!ところで出番前に、姉のともえの愛機であるMartinを弾かせてもらったが、その弾き込み具合が超渋い。いい音のギターだったけど、ちょっとメンテが必要かも。幕張の優しいおぢさん達がメンテしてあ・げ・る♪
3番手は、ファンクやレゲエ、R&Bをうまく取り入れたオリジナル曲を聴かせる「NASS」。彼らの演奏ははとてもシンプル。しかし、歌も演奏も全員が本当に上手くツボを得ており、素晴らしく良くまとまったバンドだ。キレのあるグルーヴィなリズムと力強くツヤのあるムカサナツコ嬢の歌声、そしてファンキーな「合い言葉はYes!」で全員が大合唱!レゲエ調の曲では、せんとくんが叩くグラスやボトルの即席パーカッションがいい味をを醸し出す(良い子はマネしちゃダメよ)。ありっぱもNASSも、勝手ながら既にベイ中ファミリーのような仲間。いつか幕張で一緒に演奏したいものだ。
トリはKana*Pこと栗本佳那をメインボーカルに擁する「Blue Color Union」。Kanaのピアノ弾き語りに始まり、Kana*PやBCUのオリジナルを、シンプルなピアノトリオ編成&コーク岩泉のジャジィなギターによる演奏で聴かせる。せんとくんが本番中にガマンできずトイレに駆け込むという前代未聞のパフォーマンス(?)も功を奏し、超盛り上がり状態のままエンディングとなった。正直、会場の盛り上がりにまかせたハイテンションでラフに演奏してしまったところもあるが、来たるサマソニ前夜祭ではバッチリ決めたいところ。毎度突っ走り気味なじゅんとNackyを抑制してタイトなリズムを刻む“笑顔のドラマー”ことVegaがいなかったら、このバンドはどうなってしまうのだろう・・・?
本来ならここでイベントもお開きのはずだったが、「Tackeyの歌が聴きたい!」という多くのリクエストがあり、突然ではあったが氏に歌ってもらう。その後、せんとくんの弾くピアノを中心に、バンドが入り乱れたセッション大会に発展。NASSにコーク岩泉とせんとくんことじゅんが加わり、「Whta's Going On」などのスタンダードをTackeyが歌い、「Stand By Me」ではじょん吉も加わり盛り上がる。そして、イキオイでありっぱの二人をステージに引っぱり上げ、そこにじゅんとナイちゃんが加わって超ノリノリの演奏に!じゅんの絶対音感の成せるワザで、ありっぱの楽曲にソウルフルなピアノを重ねる。お次はナツコ嬢を引っぱり上げ、NASSにじゅんが加わった編成で、「合い言葉はYes!」をファンキーに演奏。じゅんは「ヤっベ〜楽しい〜!」の次に「勝手に入って弾いちゃってすいません」などと言っていたが、なんのなんの、ありっぱもNASSも全員が満面の笑顔!彼らの楽曲も生まれ変わったようなパワーを得た。会場にいた全員が、せんとくんの火星人パワー(謎)でハッピーに。そしてセッション大会の締めは、Kanaのうっとりするボーカルによる「Lovin' You」で大団円。次回は、ベイタウンの仲間ももっと参加してね!
ところで、BCUで演奏したKana*Pオリジナルの名曲「ときのしずく」が大好評で、この曲の作詞者として紹介したじょん吉氏が、終演後に若い女性達から大人気。ステージ上から「見た目はフツ〜のおっちゃんですが…」なんて紹介しちゃってすいましぇーん。
2009/7/30 Nacky(文章&写真)
■ 関連ページ
九十九里.蓮沼シーブリーズ
http://kujukuri.net/sb/
ありっぱ
http://sousui.jp/~arippa/
Blue Color Union
http://www.myspace.com/nackys
Kana*P
http://music.geocities.jp/kana_pro/index.html
せんとくん
http://www.1300.jp/sentokun/sentokun.html
コーク岩泉
http://members.at.infoseek.co.jp/m_baytown/ore2/6073_kaz.htm
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