音響についての実習会
ロックコア2009開催に向けベイタウン・コアで音響の練習 |
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今年のロックコア(2009)の開催は4月19日を予定している。昨年までと大きく異なる点は、今まで音響のセッティングやオペレーティングを中心となってやってくれていたMr.TAKAHASHIが海外勤務となったことである。今までの開催は彼に拠るところが大きかった。いや、彼無しで同様のイベントなど開催するなどということは考えられなかった。
しかし、タッキーやナッキー、KID氏の呼びかけで、ベイ中の全員が協力して音響のことを少しでも勉強して、みんなでロックコアを成功させようと、去る1月18日(日)、ベイタウン・コアのホールを一日借り切って勉強会を開催。Mr.TAKAHASHIの残したマニュアルを片手に、汗を流していた。
以下、タッキーのリポートを掲載。 |
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PAの練習ということで、果たして何人参加されるのか心配してましたが、予想外に大勢のメンバーが集まって、熱心に準備から撤収まで、そして実際に演奏しながらのイコライジングやバランス調整にご協力いただき とても嬉しく思っております。
最初にドラマー3名(ベガさん、KIDさん、RYUちゃん)を中心にして ドラムセットのマイキングとGEQによる音づくりの練習をしましたが、演奏者の方だけでなく、皆がPAの操作次第で劇的に音が変わることを認識し、コアの音場特性に合わせたドラムチューニングの必要性を考え、さらに適合した演奏法も検討してくれたり、とても有効でした。
ベースとバスドラムのキックをきれいに調和させること、余分な共鳴を排除すること、演奏者の交代に対応した再調整が都度に必要であることへの対策等々細かな課題も沢山でてきて、次回開催に向けて盛り上がりました。
しかし、同じドラムを叩いても演奏者によって音がずいぶん違うことを改めて知らされてとても面白かったですね。ベガさん、KIDさん、RYUちゃん、そしてマッキーさん、ナッキーさん、ご尽力ありがとうございました。
生ピアノのマイキングはとても難しいですね。ドラムやエレキギターとのアンサンブルは尋常でないことが確認できたことは成果ですけど、今後の課題として継続しましょう。JUNさん、本当にお疲れ様でした。
ギタリストの皆さんには、PA卓を経由してステージスピーカから出る音より自分のアンプから出る音を小さくしなければ全体のバランスが取れないこと、そして自分の演奏や他のメンバーの演奏を聴く為に積極的にモニターを活用する事が有効であることを確認し理解していただきました。
KAZさん、ボサオさん、すぎやまさん、ありがとうございました。
そしてマイクロフォンを使ってのヴォーカルやサキソフォン、ハープ等を加えた総合演奏で全体のバランス調整まで実施できました。
サニーさん、リコさん、お疲れ様でした。
演奏には参加頂けませんでしたが、じょん吉さん、JUN@MJQさん、ご助力いただき 感謝感謝でございます。
PA卓の操作も多くの方に実際にフェーダーやつまみを動かしていただき、ミキサーの機能や操作方法の基本的な学習を一緒にすることができました。
そしてTAKAHASHIさん、マニュアルで目一杯ご参加いただきありがとうございました。
私の勝手な好みで、GEQやリバーヴの出入力系統をいじっってみましたが あのマニュアルがなくては基本的な設置ができないので本当に助かりました。
今後ですが、ステージモニター(返し、エッジとも言う)を有効に使うために とりあえず、M1〜M4はそれぞれ1台のモニターに出力することとしました。
そして、ステージスピーカーはSTアウトから出力することとしました。
従ってGEQが2ch不足することとなるので、ロックコアでは補充します。
また、コアの移動機材ラックにdbxの166XLというコンプもあるので これを活用することも考えたいと思います。昨日は私がコンプを持ち込み、ヴォーカルの音圧を上げるためにテストしてみました。次回はもっと積極的に使用してみたいと思います。また、ステージモニターは絶対的に数が足らないので、これも補充の方向で検討します。
ロックコアの本番に向けて必要なことは、音の調整はもちろんですが、各chのアサインをできるだけ固定することです。
バンドの入れ替えや、演奏者の楽器の持ち替え時にラインの繋ぎ替えを頻繁にしたり、オペレータの了解なしにすると折角調整したセッティングが台無しになってしまうので、卓の入力chは最大限に活用し、更に不足に対応する為にドラムについてはサブミキサーを用意して8本のマイク入力まで専用に確保したいと思います。
常々セットリストの必要性を申し上げていますが、各バンドの各曲において どんな楽器を用いるか、コーラスを含めマイクは何本要るのか、一曲ごとに 事前に知っておき事前に必要とするすべての入力に対して専用にchを用意しておきたいと考えます。改めて各バンドに徹底をお願いしたく存じます。
最後に近くなって確認したのですが、ステージスピーカーからの音がやけにおかしいし変なハウリングをおこすので、ふと思いついてステージ下手袖の部屋のメインアンプの設置しているラック(「触るな!」と貼紙がしてある)をみたところ、リミッターとして使っていると思しきdbx166XLのつまみがグチャグチャニ廻されていたままになっていたり、DEQもイタズラされているみたいでした。DEQは使用法が分からないのでバイパスして対処しました。
そうしたら表のハウリングも治まりフェーダーも上げられました(笑)
あの装置類はコアの職員の方々も操作できないでしょうから弱った問題ですね。
最悪の場合はステージスピーカー専用に各1台のパワーアンプを用意しなければなりませんね。
今回のPA講習会は、単に機材の設置や設定を練習することだけでなく、こうした活動がロックコア等のイベントを活性し円滑に運営する為の底力になるということを教えてくれました。
参加してくれた方々の熱意(興味というには恐れ多い)には心を打たれました。
そしてその力を合わせると、面倒な準備や作業も楽しいイベントに変えてしまう素晴らしさがあることも教えられました。
2009/1/19 タッキー
(原文は全て本名で表記されておりましたが、全てHNにいたしました。) |
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