ベイタウン中年バンドの秘密

知りたくもない貴方にお届けするバッドスメル情報!
ベイタウン夏祭り野外ステージ



2005年8月27日(土)

16時からベイタウン・コアの隣の空き地に設けられた特設ステージ(実は盆踊りのための櫓)で、我々Bad Smell 100ccが演奏した。16時といっても、この季節はまだまだ暑く、それにも関わらず、強烈なスポットライトもあり、否が応でもステージ上はヒートアップ。幸い、演奏が始まる頃にはパティオス11番街が陽射しを遮ってくれていたので助かった。

Bad Smell 100ccの今回の布陣は、クリス(g、vo.)、ホソカワ氏(g、vo.)、Yoshi(g)、アリミズ(key、vo.)、マッキー(b)、タカハシ(ds)、そして、私、おじちゃん(ag、vo.)である。本来はここに御徒町、ケリー、ヒナソンというメンバーもいる筈なのだが、多忙につき参加はできなかった。しかし、アリミズの久しぶりの参加で異常に盛り上がっている。

実は前々日から台風の接近で大荒れの天気。前日の未明に台風が通過し、その後は晴れたものの、当日になってまた曇天になり、ということで、開催が非常に危ぶまれた。せっかく練習したのだし、終わった後に浴びるほどビールを飲むつもりだったので、開始までやきもきした。ところが日頃の行いの良さで、午後からはまたまぶしい夏の陽射しが戻った。GOである。

演奏曲は、(1)ロッケストラのテーマ、(2)スモーク・オン・ザ・ウォーター、(3)チェンジ・ザ・ワールド、(4)ジョージア、(5)テキーラ・サンライズ、(6)見つめていたい、(7)ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス、(8)チャイナ・グローブ、(9)ホワイト・ルームとお馴染みの曲ばかりである。しかし、このところのBad Smell 100ccは、やけにうるさい曲ばかりやっていた為に反省に基づき、だいぶ静かな曲も交えてきたつもりである。実は静かな曲というのは意外にストレスが溜まるのである。それに、静かな曲も前にどかーんとした建物があって、そのままどかーんと跳ね返ってくるので、結構うるさかった。(笑)

午後3時過ぎ、リハをやっているときには殆ど誰もいなかった。なんだよ、これじゃやる気出ないな、と誰かがつぶやく。しかし、気が楽でいいじゃん、と私。ついでにリハの後に私は景気をつける為にデイリーヤマザキでアルコールを買ってきた。燃料である。うそ。コアの横っちょでタバコを吸いながらぐびぐびやっていると、司会者の女性の呼び出しがあった。やばい、もう始まっている。メンバーは全員ステージに上っている。

というわけで、演奏が始まる。今回初めて人前で演奏するロッケストラのテーマが皮切り。マッキーのズンズンズンという太いベース音が渋い。マッキーは以前のベースから5弦にチェンジした。すげえ。ギター陣のグルーブ感もバッチリ。みんな楽しんでいる。やはり野外は気持ちいい。

1曲目が終わって、ステージから辺りを見渡すと、おお、結構人が集まってきているじゃないか!!(笑) 俄然やる気になってきた。で、クリスの超かっこいいギターとボーカルのスモーク・オン・ザ・ウォーター。誰でも知ってるし、誰でも演奏しそうなのに、案外この曲をライブでやっているバンドって無いのである。そう、我々も少しだけ躊躇したけど、超有名な曲ほどボロが出やすいし、本家に比較されてしまうので、演り難いのだ。

しかし、クリスのかっこよさったらありゃしない。なんといっても本物の英語だし、ルックスもいいというのが自慢。私が自慢してどうする。とにかくだ、歌もイケるし、ギターのテクも凄いときてるから、安心して聴いてられる。そのときの私の役目は聴いてるだけ。おっと、コーラスも1フレーズだけ入れる。バックのリズムキープもタカハシ、マッキーのコンビで絶対的な安心感がある。アリミズのキーボードもこの曲を引き立てる。アリミズはチェンジ・ザ・ワールドのボーカルも担当。

さて、ちょっと異質なジョージアという曲も演奏するが、今年他界したレイ・チャールズを偲んでという選曲ではない。もちろん、彼の死は世界中を悲しませ、私も彼のファンでもあるので、非常に残念なことなのだが、今回の選曲は、私のリードボーカルの曲が無くなってしまうから、お情けで、ということなのである。スローテンポだし、詩がそれほど難しくないという点でも私にぴったり。結果的にはリズムに破綻をきたすほど、酔いしれて歌ってしまった。迷惑をかけた。ごめん。Yoshi、ホソカワ氏のさりげないソロもなかなか良かった。

特筆したいのが、ポリスの曲を入れたこと。今年2月に開催されたロックコア2005でもキーボードを弾きながらアリミズの熱唱が印象的だが、今回は「見つめていたい」。実は、急遽演奏することになった曲で、練習だって、ざざっとやっただけ。しかし、アリミズはそんなことでは動じない。クリスとて、いきなりこの簡単そうで、ちょっと小難しいギターをきちんと弾いていた。だいたい、ポリスの曲は全般的にキーが高いし、「らしさ」を出すのにかなり難しいのである。まあ、Bad Smell 100ccもそんな曲が演奏できるのだから、凄い。もっとも、オリジナルのポリスはそんなのをたった3人でやってるわけだから、これまた凄い。いや、オリジナルが凄いのは当たり前だけど、改めてポリスの偉大さを認識した次第である。

ということで、その他の曲もバンバン進行し、あれっ?というくらいにあっけなく終わってしまった。約40分。聴いている人の苦痛は分からないけど、演奏しているほうは、もう終わりかよ、ってな感じだ。それでも、気持ちよく演奏させて頂いた。演奏しているときに床が跳ね上がったり(ちょっと建てつけが悪かった)、元法務大臣がステージの横をすーっと通り過ぎたり、同じベイ中のメンバーが応援に駆けつけてくれたり、と色々なことが想い出に残りそうなステージだった。我々のような未熟者(といっても、いい歳こいたおやじなのだが)にこういう場を与えてくださった商店会の会長さん、実行委員会の方々に深く深く感謝したい。我慢して聴いてくださった方々、すみませんでした。また、音響担当の方、有難うございました。

右上は我々のステージに目もくれず黙々とカレーを販売する某店。(笑)
うそ。マヤちゃんが応援しに来てくれた。
ありがとね。

2005/8/27 おじちゃん


 <<< 前の記事へ   2005年ベイタウン中年バンドの秘密   次の記事へ >>>


 
 ベイタウン中年バンドの秘密

Oretachi's Home Page Part2 ベイタウン中年バンドの秘密

 
ベイタウン中年バンド・公式(笑)ページ