コアにドラムを入れる会主催 第一回コンサート
ジミー竹内プレ引退コンサート
 2002/6/9
/ ベイタウン中年バンドの秘密



2002年6月9日(日) 16時から
会場:ベイタウン・コア
出演: ジミー竹内クインテット、マクハリ・ジャズ・カルテット、スーパー・ボンバーズ
    (ジミー竹内クインテット=青島 信幸、神村 英男、寺島 和均、小谷 教夫、前田 富博)


この「ベイタウン中年バンドの秘密」は、リアルタイムで執筆しているものもあれば、ファイルがどこかに行っていまって、もう一度新しく起しているものもある。実はこのページは2013年に書いている。つまり、このコンサートが開催された11年後ということになる。正確に言えば、10年と約4ヶ月かな。

10年も経ってしまうと、殆どの記憶は失われてしまう。細かいデータ等だ。例えばセットリストなんて全然覚えてないし、演奏について具体的な感想とかだ。

でも、凄くいい演奏だったことは間違いない。ドラムの前田さん(ペドロ&カプリシャス)の ソロも素晴らしかった。正式な弟子ではないということだったが、ジミーさんの叩き方を彷彿させるプレイなどはまぶたを閉じて浮かんでくる。

でも、最も記憶が鮮明なのは、このコンサートが告知されてから主役のジミー竹内が2度目の脳梗塞で倒れたのだ。あれは衝撃的だった。もちろん、ジミーさんの体調も心配だったけれど、このイベントは有料コンサートであり、ジミーの名をつかって集客をし、そして収益金を出し、コアにドラムセットを装備しようという目的があった。

当然、主役が出演しないとなれば、キャンセルか返金になってしまう。

困った。もう定数の半分くらいの100名は予約が入っている。

収益は出ないにしろ出演者へのギャラが払えない。
どうしよう。
このイベントそのものを中止にするか、開催するかで、かなり迷った。

ところで、このコンサートのタイトルはジミーが、今年引退を決意し、まずは幕張ベイタウンを皮切りに、今までお世話になったファンの方々のいる全国の色々なところを周り、そして、最終的には2002年10月一橋の教育会館で引退コンサートを開くという青写真が出来ていたのだ。

その一連のツアーの初日ということで、プレ引退コンサートを銘打たれた。

http://www.geocities.jp/baytown_oretachi/jimmy/jimmy69.htm

(↑) 俺達HP内のWEB告知ポスター


ところが、まさか、主役が倒れてしまうなんて、想像できなかった。

結果的にはベースの青島さんの力強いお言葉と協力で、なんとか開催はした。でも、満員には程遠い観客数。やっとこさで、満額ではないにしろギャラが支払えた。

そんなわけでジミーさんも大変だったし、我々にとってもほろ苦い思い出になってしまった。ジミーはその後、以前よりは調子が悪くなってしまったけれど、それでも懸命なリハビリで復活を遂げている。

残念ながら2009年12月29日、ジミー竹内は生涯ドラム一筋の79年の人生に幕を下ろした。

http://www.oretachi.jp/jimmy/

(↑) ジミー竹内記念館


さて、このイベント、先ほどはほろ苦いコンサートと言ってはみたものの、やって本当に良かったと思っている。そしてできれば、ジミーさんがお元気なうちにベイタウンに来てほしかった。


2013/1/26

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