ベイタウン・ミュージック・フェスタ 2
2003/5/10 SAT

THANKS
皆様に感謝します!
昨年に引き続き、今年も無事に終了しました。出演者の方々、スタッフの方々、そして、ベイタウンまつりと併催したことで、ベイタウンまつり実行委員会の方々にも大変お世話になりました。皆様に心から御礼を申し上げます。 2003年5月 BMF2実行委員会一同
>>> BMF2の告知     >>> BMF2の見どころ聴きどころ

| ミュージック・フォレスト |  フェアリーズ | ダンス・スケッチ | 千葉ギターアンサンブル |
| MJQ | スーパーボンバーズ | 桃家500/1 | MSM |
上記をクリックすることで、それぞれの該当箇所へジャンプします。

ミュージック・フォレスト

澤田 仁香(ピアノ) ほか
ゲスト : 茂木 哲史(チェロ)

情緒たっぷりのクラシック音楽。

2003年5月10日(土)
一日中音楽漬け。第2回ベイタウン・ミュージック・フェスタが終了した。

ベイタウン最大のイベント第6回ベイタウンまつりが華々しく開催された。同日、昨年4月に1回目のスタートを切ったBMFが1年以上のインタバルを置いて開催。ベイタウンまつりの併催とはいえ、年齢を越え、ジャンルを越えた音楽の楽しさ、素晴らしさを味わえる前回の主旨をきちんと踏襲したイベントである。今回は1日だけの開催ということで第1回の40団体、延べ300人のアーティストが出演した規模にはまったく及ばない。スタッフも多忙を極め、開催直前まで準備が出来ていない状況であった。

運営陣のパワーのロスを無くす為に殆どがお手盛り出演者。つまり身内、及び比較的親しいアーティスト中心のプログラムになった。とはいえ、児童合唱団、クラシックからビッグバンドジャズ、ポップス、ロックまで幅広いジャンルをカバーし、かつクオリティも前回以上に高いものとなり、これぞBMFという面目を果たせることが出来た。一生懸命に練習し、素晴らしい音楽を披露してくださった出演者の方々、そしていつもながらご苦労をかけた音響、照明のスタッフの方々、ステージの裏方の皆様に改めて大きな拍手を贈りたい。もちろん、会場に詰めかけた多くのオーディエンスに改めて感謝する次第である。

今回の出演者は、以下のようになる。
田仁香とミュージックフォレスト(ピアノ、フルート、クラリネット及びピアノ連弾)、茂木哲史(チェロ)、フェアリーズ(女児合唱団)、ダンススケッチ(女児によるダンス)、千葉ギターアンサンブル(シニア中心のギターアンサンブル)、MJQ(ジャズ)、ケイ・ミウラとスーパーボンバーズ(ビッグバンド・ジャズ)、桃家500/1(ビートルズ・トリビュート・バンド)、MSM(アメリカン・ポップスなど)。
クラシックから始まり、エンディングに大人のロックという構成。第1回のオープニングに御木マドカさん、安藤歩さんというクラシックのデュオからエンディングのフュージョンバンドという流れも似ている。



11時、澤田仁香さんとミュージックフォレストのステージが始まる。ピアノとフルート、クラリネットという珍しい編成。クラシックの代表的な曲をメドレーで演奏してくれた。澤田さんはベイタウン在住のピアノの先生。近辺のレストラン、施設、学校等でも演奏活動をしている。続いてチェロの茂木哲史さんと澤田さんのデュオ。重厚なチェロのサウンドは BMFに格調を与えてくれた。茂木さんは稲毛海岸在住。音楽一家に育つ。実姉のうららさんはバイオリニストとして活躍されている。今度是非ベイタウンで演奏してほしい。ミュージックフォレストの演奏はMCも含めてだが、最後のピアノ連弾までたっぷり1時間。オーディエンスは優雅なひとときを味わうことができた。


飛び入り参加の謎のアーティスト
(検見川浜在住)






フェアリーズ (森本先生指導)
小学生までの女児によるコーラスグループ。BMF初出演。


ダンススケッチ
元気いっぱいの小学生までの女児によるダンス。

続いてお隣検見川浜から飛び入りの女性アーティストが登場。オリジナル曲を披露。時間が無くて申し訳なかったが、独自の世界観を表現していた。そして間髪を入れず女児によるコーラスグループ「フェアリーズ」が出演した。この時間帯は昼食時にも係わらず、多くのご父兄の方々で場内は熱気に満ちていた。こどもたちは精一杯、一生懸命唄ってくれた。その健気な姿を場内の100台以上のビデオカメラが捉えている。頭の上にちょこんと乗った花の飾りが可愛い。同グループは森本先生が指導にあたっている。

その5分後、やはり女の子のダンスチーム「ダンススケッチ」の入場。躍動感溢れるステージに場内のボルテージも一気に上昇。昨年のBMFの一番人気は今年も健在。満員の客席から大きな拍手が沸きおこった。これだけの観客を前に自信に満ちた笑顔で踊る彼女たち。相当量の練習があればこそだろう。大人も顔負けの運動量に、あどけない笑顔。ダンススケッチの魅力はここにある。
このページのトップへ ▲
千葉ギターアンサンブル
我々の大先輩。素晴らしい音色にチームプレイも抜群。
MJQ
BMF、ベイタウンまつりetc.・・・。ベイタウンのイベントには欠かせない。
司会者コンビによるフォーク・デュオ
滝口さん(右)は、MSMのボーカル。佐藤さんは桃家500/1のメンバー。

13時。こども達と保護者がお昼ご飯を食べに場内から姿を消すと、一気に大人の雰囲気。ステージにはアルゼンチンタンゴを得意とする千葉ギターアンサンブルが登場した。全員、フォーマルウエアでキメている。白い顎鬚の紳士、インターネットの掲示板などでは通称・越後屋さん!相変わらずかっこよかったですよ!!同グループの指導者は小胎先生。自らアルゼンチンに渡り、現実のアルゼンチンの文化とタンゴに接する。落ち着きながらも要所要所に小さな笑いを取るMCは好感が持てた。
10人のギターが並ぶのは壮観。しかもバランスが取れ、安定した演奏。多くのステージ経験とたゆまない練習に裏付けされた本物のギタリスト達である。

14時からはMJQのステージ。ジャズファンを大いに楽しませてくれた。編成はサックス、ピアノ、ドラム、そしてベースだ。いつも非常に質の高い演奏をしてくれ、我々の企画するイベントを大いに盛り上げてくれる。ベースの関川氏は、今回はエレクトリックベース。もちろん、ウッドもこなす。ウッドベースが最も似合う男。しかし、コア・ホールでの演奏は殆どエレクトリックだと氏は言っていた。ウッドの関川氏というイメージを私も周辺の人間も持っているのだが。

ところで、今回の司会者陣は芸達者なMSMの滝口氏と桃家500/1の佐藤氏。軽妙洒脱な話芸で観客を沸かせる。15時から少々の空き時間がある。予め休憩の時間として設定していたのだ。急遽(実は以前からこの時間帯を狙って)、この二人がフォークソングを中心に弾き語りをやってくれることになった。アコースティックギターを抱え、まずデュエット。そして、今度は滝口氏の独演会。井上陽水の曲を披露。ダイナミックレンジの広い彼の歌声がホールに響き渡る。こういった趣向もこれからのBMFには必要である。
このページのトップへ ▲
ケイ・ミウラとスーパーボンバーズ
プロ顔負けのスーパーバンド。迫力満点のビッグ・バンドジャズ。

いきなりメンバーに入ったベイ中の星・N村氏(左)

さて、15時30分過ぎに今回の目玉と言うべきスーパーボンバーズが威勢の良いブラスの音を鳴らし始めた。ボンバーズという名前の由来を聞いていない。MCで、東京ボンバーズ(懐かしのローラーゲームのチーム)の話が出ていたが、まったく違うらしい。(笑)
これだけの大所帯になるとメンバーが揃うほうが珍しいようで、ライブに際しては友人関係を呼んだり、プロを臨時で雇ったり、計り知れない苦労があるようだ。今回もトロンボーンが1人だけと苦しい状況。トランペットの4発に比べて寂しい感じ。しかしそこは音楽仲間。ベイタウン中年バンドのトロンボーン奏者であり、数々の楽器をこなす西村氏が急遽飛び入りでスーパーボンバーズのメンバーとしてトロンボーンを吹くことになった。
スーパーボンバーズの方々には色々お世話になっていたので、ちょっとだけ恩返しが出来たような気分である。(でも、まだまだ足りないですね。すみません。)

スーパーボンバーズは、前回、数ヶ月前に「ドラムを入れる会」主催でベイタウンに来てくださったので、まだ記憶に新しい。でも、いつ聴いてもかっこよい。かっこよいという表現しか出来ないくらいかっこよいのだ。拙い私の解説はまったく不要である。名称にある「ケイ・ミウラ」、つまり三浦さんは退団していることだ。現在のリーダーはトランペットの大角さん。音楽を心から愛している。ベイタウンで、もっともっと演奏したいとおっしゃっていた。因みにスーパーボンバーズは日大生産学部のOBが中心となって結成されたバンドである。
桃家500/1
ビートルズファンは大喜び。



MSM
大人のバラード中心のステージだった。

16時40分をまわったところで、お待ちかねの桃家500/1。ビートルズを心から敬愛する5人のメンバー。ゲストにギターの日名子、ハーモニカの西村氏が加わる。また、サックスでは澤田氏も参加。おなじみのビートルズナンバーを披露した。桃家が初登場した頃は、どちらかというと初期のビートルズナンバーが多かったが、今日は後期を中心とした。息の合ったハーモニーもさることながら、いつも楽しそうに演奏するメンバーが爽やか。最近はファンも増えてきて、実行委員会へも問合わせのメールが入っている。

さて、最後のグループ、MSMの登場である。17時40分過ぎ、予定よりも10分遅れだ。ボーカルは司会を務めた滝口氏。今日一番の活躍である。ニールヤングのギター1本での弾き語りがMSMのオープニング。ちょっと失敗して中断。これはご愛嬌。そして、大人の音楽を目指す彼らの演奏が始まる。メンバーは、ギターの小野氏、キーボードの本多氏、ドラムスの日名子氏、ベースの南氏、そして今回は桃家の水谷女史も加わる。サックスの澤田氏、ハーモニカの西村氏は桃家に引き続きの出番で忙しい。最初の曲はニールヤング、そしてスティービーワンダーの「レイトリー」と続く。しっとりしたバラードである。また、ラリーカールトン、ボズ・スキャッグスというナンバーが滝口氏の滑らかなMCで流れてゆく。滝口氏も本来のボーカリストの持ち味を十分発揮する。アンコールには再び滝口氏の弾き語り。今度は成功。
このページのトップへ ▲

あっと言う間にBMF2は幕を下ろした。11時から18時30分。長いというか、短いというか。この7時間半の音楽の缶詰。クラシックからジャズ、ロックまで8つのユニットが出演した。考えてみれば、一日でこれだけのバラエティに富んだジャンルを楽しめるイベントはなかなか無い。しかも、ベイタウンの中でだ。出演するのももちろん楽しいけど、オーディエンスに徹するのもそれはそれで楽しい。自分の好きなジャンルではない音楽に触れて食わず嫌いを無くすチャンスでもある。
恒例となったベイタウンまつりの花火。BMF終了後まもなく始まった。

実行委員会では第3回の開催も検討している。できれば本年中に開催したい。スタッフとしては大変だけど、自らの努力無しではこのようなタイプのイベントは出来ないと思っている。特に音響の今川さん、高橋さんには心から感謝する。殆どつきっきりでのオペレーティングは大変な重労働である。BMFが運営できるのは彼らの力に拠るところが大きい。それから、照明の澤田さん、ピアノ担当の隅山さん、ほか多くのスタッフの方々に支えられて、第2回のBMFは無事終了することが出来た。その他、陰で力になってくれた多くの方々に敬意と感謝の気持ちを表したい。

皆々様には大変お世話になりました。
引き続き、BMFへのご理解ご協力をお願い申し上げます。
有難うございました!!

音響 : 今川大介高橋康之 照明 : 澤田陽介 ステージ係 : ベイタウン中年バンド 事務局 : 柴崎隆
問い合わせ先 :
ここへメールをください。 

BMF実行委員会




>>> 第1回ベイタウン・ミュージック・フェスタ MENUページへ

BMFの原点 「ベイタウンまつりミニコンサート」2001] 「ベイタウンまつりミニコンサート」2002] 



ベイタウン ミュージック フェスタ 実行委員会・事務局
BMFトップページ