「美しい命」制作インタビュー
栗本修のニューアルバムについて・特別企画
出席 : 栗本 修(ピアニスト)、田村 直美(ロックボーカリスト)、
    柴崎 隆(栗本応援団)
協力:日名子 正夫
2002年8月 東京都狛江市の栗本邸にて



いよいよ間近になった栗本修のニューアルバム発売。
栗本ファン、田村ファンにはたまらない企画で、発売が待ち遠しくて仕方ない。
そこで、このCDがどんな内容なのか、CD制作に当たったご当人に登場してもらい、インタビューをお願いした。
インタビュアは、栗本応援団(自称)の柴崎が務める。
時は8月の終わり、場所はレコーディングスタジオを兼ねた栗本修の自宅である。

 柴崎:  「どうも、どうも。お疲れ様です。いよいよCDの完成が現実味を帯びてきましたね。どうですか、心境は。」
 栗本:  「うーん、取りかかるまではモタモタしとったんですが、始まると、早いですね。今日もテイクワンでOKだったし。やっぱり、田村さんが慣れているから、仕事しやすい。僕的には、こうやって自宅で録音することは珍しくないのですが、緊張しまくってました。んでもなあ、やっぱ田村さんがリラックスしてくれてるから、録音が始まったら、すっきりした。」
 田村:  「私、落ち着き過ぎちゃってるかなあ。」
 柴崎:  「どういうところで緊張してるんですか?」
 栗本:  「僕、意外にあかんねん。ライブの前でも一人で緊張している。まるで素人みたいなもんや。クロニックの時でも、周囲から見たらおかしいんやない?って言われるくらい緊張しまくっている。なんでやろ。演奏が始まってしまったら、もうどうでもかまへん、って気になるんだけどな。(笑)この間、トウキョーFMに出たときに、トークが失敗したもんだから、かなり自信を無くしてしまったのかなあ。」(笑)
 柴崎:  「それはトークが原因?でも、ジロキチのライブの時なんか、ウケたよ。あのバカボンさんの突っ込みが良かったですよね。以前は、是方さんが突っ込んでくれたし。」
 栗本:  「ほな、今度から必ず、突っ込んでもらおうか。」(笑)
 田村:  「でも、それが栗本さんの持ち味だよね。」
 栗本:  「まあ、そんなもんかなあ。」
 柴崎:  「CDにトークは無いでしょ?それに、顔も写るわけじゃないだから、緊張しなくってもいいんじゃない?」
 栗本:  「そうなんですけど、なんちゅかねえ。ピアノの前に立つだけで、手足がぞくぞくしてくるような緊張感を覚える。」
 柴崎:  「それは武者震いですよ。」
 田村:  「私なんて、逆に全然緊張しないから困るくらい。」(笑)
 栗本:  「羨ましいなあ。それ。その自然体が田村さんのいいとこだよね。僕は、緊張することが一種の音楽やる前の儀式みたいなもんなのかなあ。今でも分からない。」
 田村:  「それでいいんですよ。毎回、新鮮でいいじゃない!」(笑)
 栗本:  「しかし、今回のCD制作では、ほんま、お世話になってます。」
 柴崎:  「それはどういうところ?」
 栗本:  「なんちゅうかね。自分よりは田村さんのほうが当然年下なんだけど、姉御っちゅうか、アネキー、たのんますーっ!って甘えられるんですよね。これまでも色々相談させてもらって、こうやってCDまで作ることになる。僕がこれこれこういうCD作りたい、って言ったら、んじゃ作ろう、なんて簡単に言ってくれる。僕、色々なミュージシャンとお付き合いがあるし、職業柄、いわゆる芸能人との交流もあるんだけど、この人は、そういった人たちと違うんやね。なんちゅうか、裏が無いっていうか。」
 柴崎:  「逆に言えば、業界の方って裏がある人が多いってこと?」
 栗本:  「まあそういうこったね。い、いや、取り消し?あんまり言うたら、まずい。」(笑)
 柴崎:  「でも、でも、栗本さんだって、最近はメディアに少しずつ登場してるし、実績はあるし。実績から見たらメジャーじゃない?」
 栗本:  「実績っても、あんた、地道にやってただけですよ。ただなあ、これじゃあ、あかんな、と思っていたところに柴崎さん達の応援団が、CD作れって言ってくれた。そうかあ、確かに、そういった活動をやっておくべきだった、って反省したんですよ。地道に好きな音楽でメシが食えれば、まあ、そこそこいいかなあ、なんて思っていたのに、もっとメジャーになれって言ってくれる友人がいる、しかも、メジャーな田村さんも協力してくれるなんて。」
 田村:  「私は楽しいから、別になんかしてあげてるって気じゃないよ。」(笑)
 栗本:  「そんでも、ありがたいっ!」
 田村:  「そう言ってもらうと嬉しいんだけど、買い被り過ぎ!」(笑)
 栗本:  「いいや、感謝してます。」
 柴崎:  「CDの仕上がり具合はどうなんですか。」
 田村:  「ばっちりだよね。」
 栗本:  「それはほんま。こんなにスムーズに行くとは思わなかった。」
 田村:  「元々、ライブを収録したものを音源にしようとしていたんだけど、でも二人のやり取りがライブそのものって感じだったよね。」
 栗本:  「そうそう、どう仕上がるかというようなミステリー部分がライブだったかもしれんな。」
 田村:  「でも、栗本さんの場合、こうなったら、ああなるっていう計算も多いよね。」
 栗本:  「そうなんよ。実際の生活をしてるときには計算ができへんのだけど、音楽やってるときは、どっちかっていうと、かっちりやらなあかんと思っている。そういうのを田村さんは、意識しないで、バシっと出来るんやねえ。凄い。」
 柴崎:  「結果的には、詞を担当した田村さんと曲の担当の栗本さんの双方の思い浮かべたイメージが、合致したという感じなんでしょうか。」
 栗本:  「そういうのもあるね。多分に。あと、実際に僕がピアノを弾いて、田村さんが歌ってということをしているうちに、元々イメージしていたものを越えたちゅうのもあるね。ライブって、お客さんのリアクションとか、場の雰囲気など計算に入ってない部分があって、机上で作った曲がどんどん変化してゆくのが面白いんだけど、今回の録音も、なんていうかなあ、田村さん持つライブ感覚というか、お客さんがいないのに、あたかもいるような雰囲気で、僕、田村さん、そして見えないお客さんというやり取りが出来たような気がします。そんな感じかなあ。どう?」
 田村:  「私はそこまで意識してないけど。栗本さんってナーバスだから。」(笑)
 栗本:  「それは言えるな。」
 田村:  「そう見えないけどね。」(笑)
 栗本:  「あちゃ。」(笑)
 柴崎:  「お二人の共演は先々月のオンエア・ウエストの時に聴かせてもらったんだけど、あれ、良かった。スティングの曲なんて最高。」
 田村:  「あ、来てくれたんですか。有難うございます。」
 柴崎:  「『メッセージ・イン・ア・ボトル』でしたっけ?アレンジが秀逸ですよね。さすが栗本さんの編曲はサイコー。」
 栗本:  「あれは僕じゃなくって田村さんが。」
 柴崎:  「ん?そうなんですか?でも、田村さんにしたって、こういったピアノとデュオのアルバムなんて、初めての試みなんでしょ?オンエアウエストも近いっていえば、そんなシチュエーションだったけど、ベースにバカボン鈴木さんがいたし。」
 田村:  「そうですね。でも以前からこういうスタイルもやってみたいなって思っていたんですよ。」
 柴崎:  「いいですよね。ピアノとボーカルだけ、ってなシンプルな構成は、従来の田村ファンも新鮮に映るんじゃないですか。」
 田村:  「はい。そうだと思います。皆さん、CD買ってくださいね。(笑)ところで、この前、栗本さんのピアノをイメージして、詞を書いてみたんだけど、曲を作ってもらえる?」
 栗本:  「いいよ。やりましょ!」
 田村:  「ねえ、栗本さんて、詞のイメージから曲を作れる人?」
 栗本:  「あのね。できるんや、それが。」
 柴崎:  「そうそう、意外にやっちゃうみたいですよ。家の窓から、表の桜の花を見ながら曲を書いてるみたいだし。」
 栗本:  「そんな感じかな。センチメンタルなんかもしらん。」(笑)
 田村:  「じゃ、詞を後でメールしておくね。」
 柴崎:  「あらら。インタビューしている間に新しいプロジェクトが出来ちゃったわけね。」(笑)
 栗本:  「どうなることか。」
 柴崎:  「クロニックのCD化も頼みますよ。ファンも待ち遠しいし。」
 栗本:  「話は進んでます。えーとねえ、そうやなあ、早いところそっちの話も詰めなあかんねん。」
 柴崎:  「話題がどうも逸れますますなあ。じゃあ、ファンの皆さんにニューアルバムのことで、ひとこと、っていう話題にゆきましょうか。」
 栗本:  「まじめな話。この企画は田村さんにとっても、僕にとっても初めての企画だし、とにかく気合が入ってます。是非、買ってください。」
 柴崎:  「栗本修の音楽家としてのターニングポイントって感じですか。」
 栗本:  「まあ、そう取って頂いても。」
 柴崎:  「もうちょっとトークが上手くなることも、これからの課題?」
 栗本:  「ほっといてくれっ!(笑)しかし、メジャーになるには、トークは欠かせないか。」
 柴崎:  「冗談、冗談。あれはあれで味がある。」
 田村:  「そう、そう!」
 栗本:  「ありがとっ!頑張りますっ!とにかく、一人でも多くの皆さんにこのアルバム聴いてほしいね。一生懸命やりまっせ!」
 柴崎:  「細かいスペックなんかも言っておいたほうがいいんじゃない?」
 栗本:  「予定ですけど、9月の15日発売を目指してます。幕張の応援団にも感謝してます。あ、4曲入りで1500円です。こんなところで、いいかなあ。」
 柴崎:  「タイトルは?」
 栗本:  「そうや、やっぱ、タイトルが無いとまずいよね。えーと、さっき決めたんだけど、田村さんの詞の中にあった『美しい命』ってタイトルにしようと思ってます。それでいいよね。ほんまに。」
 柴崎:  「ネットからも申し込めるようにするんですよね。」
 栗本:  「そうです。色々皆さんに協力してもらって、なんとかスタートしますんでよろしくお願いします。」
 田村:  「売れるといいよね。」
 栗本:  「売れんとまずい。持ち出しが多いんで。」(笑)
 柴崎:  「少なくとも1枚は買います。」(笑)





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