第1夜 8月9日(土)
第2夜 8月16日(土)
第3夜 8月22日(金)
第4夜 8月29日(金)




第1夜 2008年8月9日(土)
19:00〜
出演:佐倉一樹トリオ
    佐倉一樹(key)、小島恵理(vo)、堀剛(b)

遂に始まった第1回のアウネマクハリ・ジャズ・ナイト。日中、とても暑かったし、そして夕刻には雨が降るという天気予報だったので、心配していたが、東京地方には雨が降ったものの、どうにか開演頃のアウネ前の天気は良好だった。しかも、適度に涼しくなってきた。

第一回の出演者は、フリースピリット音楽芸能学園の学園長である佐倉一樹先生のトリオ。ボーカルもベーシストも同学園の先生という、いわゆる音楽の模範演技のような雰囲気。しかし、敢えてアップテンポのものを選曲するなど、スリリングなステージで面白かった。ボーカルの小島恵理先生は、有名アーティストのボイストレーナーや歌唱指導に当たっているだけあって、絶品の歌声。ベースの堀先生も宮間利之&ニューハード(ビッグバンド)のメンバーや、有名アーティストの数多い共演など経験豊富さを垣間見る抜群のテクニックだった。

もちろん、佐倉先生のキーボードは言うまでもなく素晴らしい。国立音楽大学ではパーカッションを学んでいるだけにリズム感はハンパではない。佐倉先生は、この海浜幕張の駅近くに同学園の幕張校を創設したいと考えている。アウネ マクハリ・ジャズ・ナイトも含め、音楽都市マクハリにまたひとつ新しいコンテンツが加わろうとしている。

(Zaki)



佐倉一樹(さくらかずき)
キーボード奏者、音楽プロデューサー。そして、フリースピリット音楽芸能学園の学園長を務める。同学園は、午前中に高校の普通の勉強、午後から音楽の勉強というカリキュラムで、勉強しながら将来のアーティストの養成を行うユニークな学園である。落ちこぼれや、学校嫌いな子どもたちに光を与えて既に10年以上の実績がある。音楽業界はもとより、教育界からも注目される。一方、おやじロッカーのサポートも考えている。
小島恵理(こじまえり)
84年、ポニーキャニオンでデビュー。その後、渡米し現地ミュージシャンとのレコーディング、ステージ、作曲などの活動を経て、帰国後ボイストレーナーのキャリアをスタート。多くの有名アーティストを指導。
堀剛(ほりつよし)
88年、宮間利之とニューハードに入団。88年から90年までTBS「ザ・ベストテン」のバックバンドとしてベーシストを務める。90年に渡米。ストリート・ミュージシャンとして活動。92年に再渡米。マーク・イーガン氏に師事。2000年より東京自由学園に音楽講師として勤務。

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第2夜 2008年8月16日(土)
19:00〜
出演:野田ユカトリオ
    野田ユカ(key)、関口宗之(b)、長谷川学(ds)


地元のミュージシャン、野田ユカさんと、関口宗之さん、そして、現在は東京在住だが、千葉県市原出身の長谷川学さんのご出演。天候の関係で急遽建物の中でのステージとなった。

演目は、誰もが楽しめるジャズのスタンダード。野田さんの女性ピアニストらしい柔らかいタッチで、詰め掛けた大勢のオーディエンスのハートを揺さぶる。ベースの関口さんは円熟したテクニックで、見事なソロ。ドラムの長谷川さんもかなりのテクニシャンだった。3人の温かい人柄を感じる、ぽわーんとした楽しいライブだった。

(Zaki)



野田ユカ(のだゆか)
楽器は、エレクトーン、ピアノ、フルート、そしてボーカルまでこなす。かつて、NHKの「おかあさんといっしょ」やNTVの「ルックルックこんにちは」などの番組にエレクトーン奏者としてレギュラー出演などしていた経歴もある。現在は主に都内、千葉県内のライブハウスなどで活動。自身がボーカルを務めるユニット「エプロン・ぺぺ」の活動も多い。2006年のベイタウン・ジャズ・ストリートに出演。幕張に留まらず、各地にファンが多い。
関口宗之(せきぐちむねゆき)
端正な顔立ち、スマートなボディに、柔らかい雰囲気。千葉市中央区を拠点に、全国津々浦々、至るところでベースを弾いている。最近は外山安樹子さんとのステージが多いようだ。千葉では大原保人さんとの共演も多い。お茶のインストラクターもやっている。というか、どちらが本職か分からないくらい、どちらもプロなのである。
長谷川学(はせがわがく)
2000年秋、渡米しBerklee College of Musicに入学。在学中は主に Jon Hazillaに師事。Jo Hunt、Ed Kaspikのレッスンもとる。 名門Wally's Cafeをはじめとする様々なJazz Clubに出演。GeorgeGazoneをはじめ、ieScott,、Dava Clark等バークリー教授陣らと共演。2003年冬、同大学Professional Music Major Degreeを卒業。2005年、一時ニューヨークへ移動。様々なミュージシャンとセッションを重ね、またこの時Gregory Hutchinsonにレッスンを受ける。同年帰国、日本国内へと活動の拠点を移す。

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第3夜 2008年8月22日(金)
第1ステージ  17:30〜
出演:相沢卓也トリオ
    相沢卓也(b)、一戸智之(key)、山内潤(ds)


今宵の第1ステージは、めきめき成長中の若手のジャズ・ミュージシャンだ。歯切れのいいエレキベースの相沢卓也さん。爽やかなフレーズの引き出しをたくさん持っている一戸智之さん。フォービートも、エイトビートも軽やかなドラムの山内潤さんのトリオである。

本来はもっとフュージョンっぽいもの、あるいはポップスがお得意のようであったが、黄昏の幕張新都心の雰囲気にマッチするフォービートのスタンダードナンバーを中心に演奏してくれた。5時半というまだ明るい時刻にも関わらず多くのオーディエンスが足を止めて耳を傾けていた。

(Zaki)


相沢卓也(あいざわたくや)
ベース 担当。ベーシスト村上聖氏に師事。サポートミュージシャンの傍ら、自身のクラブジャズバンドでも、 活動している。千葉の他、東京・横浜でもライブ活動を展開中。
(写真左)
一戸智之(いちのへともゆき)
キーボード担当。学生時代、専修大学のビッグバンドサークルに在籍。現在は西武ピアノ・ジャズピアノ科講師の 傍ら、ライブ活動も展開中。
山内潤(やまうちじゅん)
ドラムス担当。音楽学校「MESARHAUS」を卒業後、社会人ブラスバンドサークル・社会人ジャズファンクビッグバンドなど で活躍中。


*  *  *


第2ステージ  19:00〜
出演:野田ユカ(key/fl)、大竹"betty"正恵(vo/g)


今夏の猛暑がウソのようにひんやりした夜だった。bettyさんのマイルドな大人のボーカル。そして、味わいのあるガットギターに、野田さんのフルートが絡まる。気分はゆったりとしたラテンジャズという雰囲気。二人の息もぴったり。幕張新都心に勤務されている仕事帰りの多くの方々が集まってくれた。

bettyさんの、まったりとした歌声は、聴いていて心地よいし、真似て歌ってみたくなるが、しかし、歌唱法としては非常に難しい分野である。さりげなく歌っているだけにかなりの実力シンガーであることは間違いない。

野田さんと、bettyさんはともに千葉県のミュージシャン。だいたい月に一度くらいのペースで、鎌ヶ谷でライブを開いている。

(Zaki)


幕張には
   ジャズが似合う

3回目を迎えたアウネマクハリ・ジャズ・ナイト。すっかり定着してきたような感じである。右の写真のようにたくさんの方々に楽しんで頂けた。幕張新都心賑わいづくり研究会の皆さんも来てくれた。


野田ユカ(のだゆか)
楽器は、エレクトーン、ピアノ、フルート、そしてボーカルまでこなす。かつて、NHKの「おかあさんといっしょ」やNTVの「ルックルックこんにちは」などの番組にエレクトーン奏者としてレギュラー出演などしていた経歴もある。現在は主に都内、千葉県内のライブハウスなどで活動。自身がボーカルを務めるユニット「エプロン・ぺぺ」の活動も多い。2006年のベイタウン・ジャズ・ストリートに出演。幕張に留まらず、各地にファンが多い。
大竹"betty"正恵(べてぃ)
ギター、ヴォーカル。千葉県船橋市出身、在住。学生時代にギター弾き語りの活動を始める。後にジャズヴォーカリスト上野尊子氏に師事。ジャズヴォーカルの活動を始める。1999年 吉祥寺音楽祭、個人賞受賞。2000年 故笈田敏夫氏、マーサ三宅氏率いる"じゃずろう会"の新人オーディションを通過し、ジャパンジャズヴォーカルジャンボリーに出演。現在は、ギター弾き語りの活動が中心となり、ボサノヴァに夢中!

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第4夜 2008年8月29日(金)
第1ステージ  18:00〜
出演:神村英男(tr/vo/perc)、神村晃司(key)


夕方の海浜幕張駅前は激しい雷雨。京葉線もストップする。さすがに屋外のステージでは出来ないので、急遽、一階のBAD ASS COFFEE様を会場としてお借りし、そこに臨時のステージを設置した。演奏している間にだいぶ小降りになる。

神村英男さんのステージは、雨上がりの夕暮れ時にぴったりのしっとりとした雰囲気のバラード系、ボサノバ系の選曲。トランペットはもちろん、甘いヴォーカルが魅力。加えて天才的なバンディーロ。バンディーロはタンバリンのようなブラジルの楽器。簡単そうで奥の深い。神村英男さんは日本でも屈指のバンディーロ奏者である。

キーボードの神村晃司さんは英男さんの息子さんである。幼少の頃から音楽の教育を受けているだけあり、才能豊かである。若手として業界でめきめき知名度を上げている。今後の活躍が期待される。

(Zaki)


これがパンディーロだ。一見タンバリンにそっくりで、もちろんタンバリンの部類であることは間違いないが、決定的な違いは、周囲のシャラシャラと音を出す鈴の部分。取り付け方がタンバリンとは逆になっている。ちょうどドラムスのハイハットのような感じである。また皮の張りを調整できるような構造。それは音程を変えられることだ。
写真はサウンドハウスのカタログより。


神村英男(かみむらひでお)
トランペット、フリューゲルホルン、パンディーロ、ヴォーカル。早稲田大学ジャズ研の出身で学生時代からこの道に入る。現在58歳のベテラン。原信夫とシャープ&フラッツのメンバーでもあり、多くの有名アーティストの共演がある。表情豊かなトランペット。特にミュート奏法には日本一との定評がある。パンディーロはブラジルに渡り、現地で修行をしている程の腕前。ときどき声で奏でるクイーカー(ブラジルの楽器)を交えるヴォーカルもハイクオリティー。
神村晃司(かみむらこうじ)
ピアニスト、コンポーザー、アレンジャー。音楽一家の長男として生まれる。父はジャズトランペットの神村英男。幼少期、鈴木メソッドでクラシックピアノを青木章子氏に師事。大学在学中にJazzに没頭し、ライブハウスなどで活動。卒業後にプロ活動開始。2005年、帝国ホテルinperial Complexに神村晃司トリオで参加。2006年、横浜jazzコンペティションでジャズクラブ賞を受賞。Pops R&B ソウル ゴスペルなどさまざまなジャンルのサポート活動もしている。


*  *  *


第2ステージ  19:00〜
出演:大竹"betty"正恵(vo/g)、JOSE永田(g/perc)


ボサノヴァの特徴である心地よいだるさを醸し出すこの二人。Bettyさんの癒し系の歌声にギター、そして、JOSEさんの気持ちよいソロギターが夏の夜を優しく包む。会場のBAD ASS COFFEEは超満員。中には熱心な女子高生のお客様もいた。JOSEさんはパンディーロも叩く。最近始めたとは思えないくらいの腕前である。

このお二人の共演は多く、例えば明日(8月30日)は浅草のサンバカーニバル関連でも演奏するらしい。ラテン系のジャズはむしろ幕張にも似合うので、またアウネのこのシリーズ(開催は未定)に出演して頂きたい。

ひとまずこのシリーズは今日で終了。皆様、どうも有難うございました。

(Zaki)



大竹"betty"正恵(べてぃ)
ギター、ヴォーカル。千葉県船橋市出身、在住。学生時代にギター弾き語りの活動を始める。後にジャズヴォーカリスト上野尊子氏に師事。ジャズヴォーカルの活動を始める。1999年 吉祥寺音楽祭、個人賞受賞。2000年 故笈田敏夫氏、マーサ三宅氏率いる"じゃずろう会"の新人オーディションを通過し、ジャパンジャズヴォーカルジャンボリーに出演。現在は、ギター弾き語りの活動が中心となり、ボサノヴァに夢中!
JOSE永田(ほせながた)
ギター奏者。宮崎県出身。ニューヨークでのライブ活動の経験もある。その名が表すようにラテン系のギターを得意とする。ボサノヴァ、ジャズ、ポップスなどジャンルは幅広い。最近、パンディーロに凝っていて、ボサノヴァの選曲が多い大竹"betty"正恵さんとの共演でも演奏する。神村英男さんとの共演も多い。

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aune MAKUHARI JAZZ NIGHT
(アウネ マクハリ・ジャズ・ナイト) SCHEDULE

海浜幕張に今年オープンしたお洒落なグルメスポット。8月の毎週金曜、もしくは土曜日に素敵なジャズをお届けいたします。

aune MAKUHARI
 海浜幕張駅・徒歩1分

-- Schedule --
8月 9日(土) 19:00〜 佐倉一樹トリオ
     (佐倉一樹、小島恵理、堀剛)
8月16日(土) 19:00〜 野田ユカ、関口宗之、長谷川学
8月22日(金) 17:30〜
19:00〜 野田ユカ、大竹"Betty"正恵
8月29日(金) 17:30〜 神村英男、神村晃司
19:00〜 大竹"Betty"正恵、JOSE永田

それぞれ、19時00分スタート。(22日、29日は17:30からのステージも有り)
ご鑑賞は無料です。
詳しいことは俺達HPまで。

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日程や内容については変更になる場合もあります。予めご了承ください。
 

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アウネ マクハリ・ジャズ・ナイト 運営委員会
aune MAKUHARI / 幕張ベイタウン商店会後援 / 俺達のホームページ協力
企画運営:(株)ジョイント・モールマネジメント、(株)アドキャンプ / ディレクション:崎見(アドキャンプ)、柴崎(Bay Dream Factory)


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